兵庫韓商『朝鮮通信使をたどる旅 in 対馬ツアー』参加

~朝鮮と日本の関係を顧み、対馬の歴史・風土等を体感する~

兵庫韓商(趙珉一会長)では、8 月6 日~ 8 日、協力関係にある「KOBE 三宮・ひと街創り協議会長」(久利計一会長)が主催した『朝鮮通信使をたどる旅in 対馬』に参加した。

同協議会は、神戸の中心地である三宮センター街の各商店街振興組合、㈱阪急阪神百貨店、㈱神戸国際会館、関西エアポート㈱、神戸マルイなど地域を代表する団体・企業で構成されており、兵庫韓商も外国系商工団体として、唯一、参与している。

韓国展望台。天候が良ければ釜山が望める

対馬藩主宗家の菩提寺「万松院」の大杉

対馬ツアーには、兵庫韓商からも趙珉一会長、孫政弘顧問、高龍弘副会長、韓検治副会長、原田兼嗣監事など12 名が参加するなど全体で約30 名が参加して開催した。
対馬(長崎県)は、九州と韓国の間の対馬海峡に浮かぶ島で、博多港から航路で約132 キロ、韓国釜山までは直線距離で約49.5 キロに位置しており、室町時代から江戸時代にかけて朝鮮から日本に合計12 回にわたって派遣した外交使節団「朝鮮通信使」の受入や貿易の窓口として重要な役割を果たした。

竜宮伝説でしられる和多都美(わだつみ)神社

雨森芳洲の墓に墓参・献花

ツアーでは、天候の良い日は韓国釜山の町並みが望める「韓国展望所」、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に朝鮮から対馬に連れ去られてきた朝鮮国王姫・李昖王妃の墓参、新羅時代の9 世紀と14 世紀に作られた渡来仏「銅像仏」(国・市指定重要文化財)、朝鮮との外交に極めて重要な役割を果たした雨森芳洲の墓参、対馬朝鮮通信使歴史館など400 年以上に及ぶ朝鮮と日本の歴史を顧みるとともに、対馬藩主宗家の墓所「万障院」や竜宮伝説で知られる「和多都美神社」、「小茂田浜神社」「椎根の石屋根」「野生動物保護センター」など、対馬の歴史・自然・風土を体感したツアーとなった。

8世紀・統一新羅時代の「銅造如来坐像」(左)、14 世紀・高麗時代の「銅造菩薩坐像」

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