韓国の1月の輸入車登録台数は月別で過去最高を記録したが、トヨタのレクサスが前月の1位から7位へ急降下するという「波乱」があった。
韓国輸入自動車協会が5日に明らかにしたところによると、今年1月の輸入車新規登録台数は、昨年1月の4365台より21.5%増の5304台だった。このうちレクサスは358台で7位にとどまった。
レクサスの1月販売台数は昨年同月より33.6%減少、主力モデルの中型セダンES350(5960‐6520万ウォン=約670‐740万円)の販売台数は142台で、40%以上も減っている。
レクサスは2005年と06年の輸入車市場で販売台数1位、昨年は1位と約100台差で2位だった。月別販売台数でもレクサスが4位以下になったのは今回が初めてだ。
レクサスが販売不振に陥っているのは、このところ値下げ競争が展開されている輸入車業界の流れに逆らい、高価格戦略をとり続けたためとみられている。また、現代自動車の高級後輪駆動セダン「ジェネシス」や、ホンダの新型「アコード」(3.5リットル・275馬力)といったライバル車種の躍進も大きいといわれている。
一方、1月の輸入車メーカー別登録台数は、ホンダが901台で1位を記録した。2位はメルセデスベンツ(767台)、3位BMW(754台)、4位フォルクスワーゲン(460台)、5位アウディ(455台)だった。以下、クライスラー(ジープ・ダッジ含む、375台)、レクサス、インフィニティ(263台)、ボルボ(228台)、プジョー(216台)の順となっている。
◆輸入車1月販売ランキング
順位(前月) ブランド 販売台数
1(2) ホンダ 901
2(4) メルセデスベンツ 767
3(3) BMW 754
4(7) フォルクスワーゲン 460
5(8) アウディ 455
6(5) クライスラー(ジープ・ダッジ含む) 375
7(1) レクサス 358
8(6) インフィニティ 268
9(9) ボルボ 228
10(10) プジョー 216
資料:韓国輸入自動車協会