韓国国民が外国で使うクレジットカード使用額が今年第３四半期、１７億ドル（約１兆６０００億ウォン）に達した。 これは前年同期（１２億８１００万ドル）比３２．８％増。 今年上半期の韓国の乗用車輸出価格が１台当たり平均１万１７５２ドルである点を考えると、乗用車１４万５０００台輸出分の金額に相当する。

１人当たりの決済金額も８４６ドルと、前年同期（６８１ドル）比２４．３％増加した。 １人当たりの使用額がこのように大幅に増えたのは９９年第１四半期（２５％）以来。ウォン高が続く中、韓国国民の海外での消費が増えたからだ。

韓国銀行（韓銀）は、今年第３四半期の国内居住者のクレジットカード（デビットカード含む）海外使用額は１７億ドル（約１兆６０００億ウォン）で、海外でクレジットカードを使用した人は２００万９０００人だったと明らかにした。 これは前年同期比６．８％増。

チョン・ソンヨン韓銀外国為替分析チーム課長は「今年第３四半期に海外に出た人（３６２万人）が前年より１３．３％増えたうえ、ウォン高・ドル安で消費が増えたとみられる」と述べた。 クレジットカード業界の関係者は「ウォン高ドル安が続く中、日本・香港へショッピング旅行に行く人も増えている」と説明した。

一方、外国人は韓国でのクレジットカード使用を減らしていることが分かった。 第３四半期、外国人は５億５０００万ドルを国内で決済した。これは前年同期比３．３％減。