裁培面積減少などの影響で大根・白菜の価格が高騰し、今年に入って釜山(プサン)地域税関を通したキムチの輸入は大幅に増加した半面、輸出は急減していることが分かった。
釜山慶南本部税関の「キムチ輸出入動向資料」によると、今年1-10月に釜山地域税関を通じて輸出されたキムチは1369万ドル(507万7000キロ)で、前年同期比50%減となった。
一方、輸入は1891万7000ドル(3864万6000キロ)と、前年同期比31%増を記録した。
輸出全体の90.2%(1234万8000ドル相当)が日本に輸出され、米国やロシア、国軍派兵地のアフガニスタンとイラクにも少量が輸出された。輸入は中国産が100%。
税関関係者は「国内大根・白菜の価格高騰で低価格の中国産の輸入が急増するなか、金額基準で昨年初めて輸入が輸出を上回ったが、今年はさらに輸出減少・輸入増加が進んでいる」と語った。