コンビニエンスストアやスーパーで中国産食品を国産などに切り替える動きが相次いできた。99円均一のコンビニを展開する九九プラスは今月から順次、中国産の冷凍食品を国産に切り替える。イトーヨーカ堂やいなげやは中国産マツタケをカナダ産に変更した。
いずれも安全性への懸念から消費者が中国産の購買を敬遠する傾向が顕著なためで、同様の動きが広がる可能性がある。
九九プラスは全国に約800店展開する「ショップ99」で、ピラフ、ギョーザなど中国産の冷凍食品の取り扱いを順次取りやめる。中国産は同社が扱う冷凍食品のほぼ半分を占めるが、代替可能な品目を調査して大部分を国産にする。全品99円の価格を維持するため、調達コストが大幅に増える場合は、容量を減らして調整する。