韓国の各企業が今年下半期に、国内採用を減らし、海外で多くの人材を採用する計画であることが、調査により分かった。
就業ポータル・インクルートが17日、465社に尋ねた結果、81社(17.4%)が海外の留学生や現地の人などを採用する計画だった。うち30%にあたる24社は、昨年より採用を増やすとしている。昨年と同じ人員を採用すると回答した企業は56社(69%)、減らすという企業は1社だけだった。
これによって、今年下半期には海外での人材採用が昨年より増える見込みだ。ポスデータのヨム・スング人事チーム長は「ワイブロ(WiBro)事業のグローバル化や中国・インド法人の設立など、海外人材の割合が大きくなっている」と説明。キム・ソンホ斗山(トゥサン)グループ人事企画チーム次長も「今年下半期には海外で経営管理学修士号(MBA)を取った人の採用を昨年より倍以上増やす予定だ」とした。
一方、韓国内での採用は減っている。最近インクルートが上場企業538社を対象に調べたところ、今年下半期に国内で採用する人員は前年比9.8%減となった。採用の規模を減らすという企業(24.7%)が、増やすという会社(19.8%)よりさらに多い。イ・クァンソク インクルート代表は 「急変する経営条件のために各企業が国内での採用を減らす半面、現地化戦略に向け、海外での人材採用は増やしている」と述べた。