ソニーは10日、音楽に合わせ踊るように動く卵形音楽プレーヤー「Rolly(ローリー)」を29日に発売すると発表した。
バッテリーを含め300グラムの手のひらサイズで、両端にスピーカーを内蔵。スピーカーのふたが羽のようにパタパタと開閉しながら、本体が光ったり、回転したりして音楽を再生する。
オーディオ技術にロボット技術を組み合わせた。両端のスピーカーから、音を机や床に反射させることで、本体上部に立体的な音を作り出す。「高音質な音楽をみんなで『体感』できる音楽の新しい楽しみ方を提案する」という。
操作ボタンは電源スイッチとプレーボタンのみ。曲送りや音量調節などは本体を上下に振ったり、前後に転がしたり、本体のホイールを回したりして行う。
踊る機能は、付属のソフトで自由に動きを設定可能。音楽はCDや専用の配信サイトからパソコンで取り込み、1ギガバイトのフラッシュメモリーに転送して保存できる。電源は充電式のリチウムイオン電池で、音楽だけなら約5時間、踊り付きなら約4時間連続再生可能。店頭想定価格は4万円前後。