日本東芝が最近、携帯電話やMP3などの記憶装置に使われるNAND型フラッシュメモリーの新工場(三重県四日市市)を完工した。 この工場の生産能力は月産最高21万枚(直径300ミリウエハー換算)という。
米国市場調査機関アイサプライによると、今年第2四半期のNAND型フラッシュメモリー世界シェアはサムスン電子が45.9%で1位、東芝が27.5%で2位、ハイニックス半導体(14.6%)が3位。
東芝はフラッシュメモリー分野に攻撃的に投資し、世界シェア1位を狙っている。 東芝は今回の工場完工で四日市市に計4工場を確保することになった。 現在3工場での生産量は月20万枚だが、第4工場が完全稼働する09年には世界シェアが40%にまで拡大すると見込んでいる。
東芝はフラッシュメモリーへの集中投資を決め、今後3年間に1兆円を投入する戦略だと、産経新聞が伝えた。 業界ではフラッシュメモリー値下がり時の衝撃に対する心配の声も出てきている。