現代重工業, LPG船舶も陸上で建造成功

現代重工業は25日世界最初で超大型 LPG(液化石油ガス)運搬船をドックなしに建造することに成功したと発表した。

今回陸上で建造したLPG船は、ノルウェーのBergesen社の8万2000㎥ 級 LPG船。現代重工業は油槽船に引き続き、貨物システムが複雑な特殊高付加価値船舶まで陸上建造に成功したとし、これからはどんな船舶もドックなしに作ることができるようになったと説明した。

ドックは完成された船舶を海に浮かべるための一種の大規模プールだ。ドックの規模と数は今まで造船業界において、建造能力を計る必須要件として知られていた。

現代重工業は今回、陸上での特殊船舶建造成功により、もう造船所でドックの概念が必要なくなったと強調した。

現代重工業は2004年6月から今まで16尺の油槽船をドックなしに建造してきたが、今回のLPG船造船では既存のドックで建造する場合、80余個を使った組み立てブロックの数を半分以下の35個まで減らし、もっと效率性を高めたと説明した。

また現代重工業側は、現在ギリシアのCMM社, カタールのQSC社, 韓国のSK海運などから陸上建造を前提に8尺のLPG船を受注したと明らかにした。

またLPG船の他にも陸上建造を前提にドイツ, ロシア, インドなど世界各国から30余尺を受注、今年11月からは陸上建造能力を現在の年間8尺から16尺へと増やしていく方針だ。

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