経済成長率:韓国昨年10−12月期、G7平均下回る


昨年10‐12月期の韓国の経済成長率は、「先進国クラブ」と呼ばれる経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国の平均を下回ったうえ、ほとんどのG7 (先進7カ国)よりも低かったことが分かった。低成長問題について、韓国政府はOECDよりは成長が速く進んでいるという論理を展開してきたが、昨年10‐12月期は成長速度がすでに成熟期に入った先進国並みにもならなかったことになる。

25 日にOECDが発表したところによると、OECD加盟30カ国における、昨年7‐9月期に対する10‐12月期の平均成長率は0.9%で、韓国の0.8% を上回った。特に、低成長構造が定着しているG7の国々でも、フランス以外はすべて韓国より成長率が高く、韓国は全世界的な好況の流れに乗れていないことを示した。昨年10‐12月期の成長率は米国0.9%、ドイツ0.9%、日本1.2%、イギリス0.8%、イタリア1.1%と、韓国を上回り、フランスだけが0.7%で韓国を下回った。G7のうちカナダの10‐12月期成長率はまだ集計されていない。

現代経済研究院のチュ・ウォン研究委員は「昨年、世界経済は好況だったのにもかかわらず、韓国だけがその流れに乗れなかったどころか、“反対に向かう列車”に乗ったようなもの。一部大手企業の輸出が好調でも、国内投資や消費が不振で、結局成長率の足を引っ張った」と説明する。これに対し財政経済部当局者は「昨年10‐12月期に限って見れば、韓国の成長率が先進諸国より低いのは事実だが、1年を通じて見れば、韓国の成長率は5%で、OECD加盟国の平均3.3%より高い」と反論している。

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