日本の11月の経常収支黒字が原油価格の下落により前年同期比21.5%増の1兆7600億円を記録した。ブルームバーグ通信が財務省の発表を引用し、17日付で報じた。これは同社が集計した専門家による予想値の1兆9300億円を下回る数値だ。
また円安で自動車や電気など輸出関連企業の黒字幅が拡大した。輸出の増加は日本銀行による金利引上げの背景にもなる。
貿易黒字は1兆321億円で前年同期比48.3%増加した。輸出は11.8%増の6兆2820億円、輸入は6.7%増の5兆2499億円だった。
第一生命エコノミストの長谷山氏は「円安が日本の輸出企業の黒字規模を拡大させた。これは日本の経済成長を堅実なものにする」と説明した。