7-9月を基準にした全国世帯の貧富の格差が、03年に統計を作成し始めて以来最も大きくなった。 景気沈滞で失業者が増え、自営業者の生活が厳しくなったからだ。
統計庁が7日発表した「7-9月期家計収支動向」によると、2人以上の全国世帯の月平均所得は305万6500ウォン(約35万円)で、前年同期(294万8700ウォン)比3.7%増にとどまった。 こうした所得増加率は前年同期(2.1%)以来1年ぶりの最低水準。 昨年の物価上昇率(2.7%)を勘案すると、実質所得はほとんど増えていない。
上・下所得層間の‘貧益貧富益富’現象も深刻になっている。 全国世帯を所得順位別に20%ずつ5グループに分けた場合、所得が最も低いグループの月平均所得は80万7000ウォンで、1年前(82万ウォン)に比べて1.6%減った。 一方、所得が最も多いグループの月平均所得は628万ウォンで、1年前の597万ウォンに比べて5.3%増えた。
これを受け、最上位グループの所得を最下位グループの所得で割った‘5分位所得倍率’は7.79を記録した。 最上位所得者の平均所得が最下位所得者の7.79倍ということだ。 これは全国世帯基準で統計が作成された03年以来最も大きい。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府が発足した03年の7-9月期に7.08だった所得倍率は、昨年同期の7.28に続き、今年同期は7.79に高まった。 特に今年7-9月の所得倍率は前年同期に比べて0.51高まり、03年以降上昇幅が最も大きかった。