日本経済新聞は2日、「安倍首相がバイオ燃料の普及を促進するよう指示した」と報じた。
同紙によると、安倍首相はこの日、松岡利勝農相にバイオ燃料普及を促進するよう指示したとのことだ。これを受け、農林水産省を中心に関係省庁を集めた推進会議が近く召集される見通しだ。
日本政府は、ガソリンの年間消費量の10%に当たる約600万キロリットルをバイオ燃料で代替することを目標にしている。
安倍首相は記者団に「地球環境、地域活性化や農業の活力の観点から、ガソリン使用量におけるバイオ燃料の比率を上げていくべく、政府として取り組んでいきたい」と語った。
日本政府は、石油依存度を減らし地球温暖化を防ぐだけでなく、地域経済の活性化にも役立つとして、バイオ燃料の利用を奨励している。