「韓国のゲーム会社は世界の舞台でトップに立つ資質があります」。ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフト(MS)のゲーム部門最高責任者セイン・キム代表(43/写真)は24日、ソウルのシェラトン・ウォーカーヒルホテルで行われた記者懇談会で「アジア市場で成功するためには、優れた技術のある韓国のゲーム会社の協力が不可欠」と話した。
キム代表は米国生まれの韓国系米国人2世。同社の韓国系従業員の中では最高職位だ。25~26日に開かれる「ソウルデジタルフォーラム2006」に参加するため、10年ぶりに韓国を訪れた。
米ハーバード大経営大学院(MBA)を卒業し、1990年にマイクロソフトに入社したキム代表は、2004年5月に同社ゲーム部門代表に就任。キム代表はこの日「映画、音楽の韓流ブームから見て取れるように、韓国のデジタルエンターテインメントは創造力に富んでいる。韓国のゲーム会社はゲームコンテンツの開発に既に成功しており、その能力を実証している」と話した。
キム代表はファンタグラムが「Xbox360」向けに開発したナインティナインナイツ(N3/Ninety Nine Nights)に期待を示した。キム代表は2泊3日の予定で、国内の開発会社15社とXbox360向けゲームの開発について協議するという。