兵庫韓商(宋玉植会長)では12月25日、駐神戸韓国総領事館へ要望(陳情)活動を行った。
この要望活動は、会員企業等の利便性向上、経済活動の活性化・発展等を推進・実現することを目的に兵庫韓商の理事会で決定し、10月頃から総領事館と事前折衝などの調整を行い今回の開催に至った。
総領事館から李成權総領事、李禹澈領事、崔興均領事などが参席、兵庫韓商からは宋玉植会長、趙珉一副会長(要望活動実行委員長)康正亨専務理事(同委員)、高龍弘同理事(同委員、社会保険労務士)、金省行理事(同委員)、金成男理事(同委員、行政書士)、金尚司事務局長(同委員)等が参加した。
李成權総領事、宋玉植会長の挨拶に続き、実行委員から要望内容の説明と返答を頂戴した後に李成權総領事へ伝達した。
◆要望(陳情)内容は次の通り。
(1)家族関係登録簿に関する証明書及び除籍謄本等の公的書類の即日発給化
(2)総領事館内での同胞専門家リストの掲示及び紹介希望者への案内
(3)会員企業の韓国(外国駐在韓国企業含む)における経済活動等への情報提供及び韓国系パートナー企業の紹介
(4)「開城工業団地 兵庫経済人視察団」(仮)事業への支援
(5)「韓日芸術文化戦略=“神戸の明洞”」(仮)への支援の5項目。
要望(陳情)に関して総領事館からは、公的書類の即日発給化に関しては、韓国政府でもその拡大化を推進しており、当館でも早期に実施できるよう努めている、同胞リストの掲示と紹介に関しては、本会議所の広報物を掲示できるよう進めるとの返答を受けた
また、経済情報の提供と韓国系パートナー企業の紹介に関しては、資料提供を含めて本会議所との連携を確認し、開城公団視察団に関しては、南北情勢や本国政府の政策等も考慮しつつ適宜情報提供を行うとともに、視察団を企画する場合、その事前調整含めて相互協議するとの返答を受けた。
さらに韓国と歴史的関係が深く、ファッション都市・デザイン都市である神戸市の活性化・発展に向けて、韓国の文化・芸術・衣食住などのイベント等を企画・発信する韓日芸術文化戦略=“神戸の明洞”に関しては、韓日文化交流増進、地域経済の発展からも意義があり、具体的なプランを作成次第、連携・支援する旨の返事も頂くなど成果多い要望(陳情)活動となった。
兵庫韓商では、今後も定期的に総領事館との要望・懇談活動を進める方針。