米コンサルティング会社のインターブランドが5日までに発表した世界企業のブランド価値ランキングによると、韓国企業のトップは17位のサムスン電子だった。ブランド価値は前年比約20%増の234億3000万ドル(約1兆7994億円)で、前年よりニつ順位を上げた。3年連続のトップ20入り。
2010年に売上高150兆ウォン(9兆6300億円)、営業利益17兆ウォンで過去最高の業績となったサムスン電子は、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末などのモバイル機器、半導体が好調で、コンシューマー・エレクトロニクス部門で世界2位を維持した。
現代自動車は前年比約19%増の60億5000万ドルとなった。2005年に84位でトップ100入りした同社は2009年(69位)、2010年(65位)、2011年は61位と、順位を上げている。インターブランドによると、世界の自動車メーカーで現代自動車のブランド上昇率が最も高く、環境技術、デザイン開発への努力などが評価された。
全体のトップはコカ・コーラで、前年比で約2%増加した718億6100万ドルとなり、12年連続で1位を記録した。次いで、IBM(699億500万ドル)、マイクロソフト(590億8700万ドル)、グーグル(553億1700万ドル)、GE(428億800万ドル)と続いた。
日本勢はトヨタ自動車が前年比6%増の277億6400万ドルで、前年と同じ11位となった。
アップルは前年比で58%増の334億9200万ドルとなり、17位から8位に躍進した。世界5位のスマートフォンメーカーである台湾の宏達国際電子(HTC)は98位と初めてトップ100に入った。ノキアは8位から14位、任天堂は38位から48位に順位を落とし、IT業界の競争の厳しさが浮き彫りになった。