外換銀の売却作業、再スタート

英HSBCへの売却が白紙となった外換銀行が、新しい筆頭株主を探すため専門チームを発足させた。現在の筆頭株主である米投資ファンドのローンスターも外換銀の買収を希望する機関と水面下で接触を図っており、売却作業が再び加速化するかに注目が集まる。

外換銀のリチャード・ワーカー頭取は2日の行内放送で、戦略的な筆頭株主を見つける作業を支援するため直属の専門チームを発足させたと明らかにした。同行が筆頭株主選びに直接関与することはできないが、最善の方向に進むよう努力していく方針。

一方、ローンスターは売却諮問会社を米シティーグループから欧州系の投資銀行(IB)に変更し、国民銀行、ハナ銀行、産業銀行、農協など買収に関心を示す国内銀行と個別に接触を図っている。HSBCとの交渉時同様、随意契約を結ぶものとみられる。

ただ、金融業界は世界金融市場の萎縮で資金調達が難しくなっていることや外換銀の株価が下落していることから、最終的な売却までには相当な時間がかかるとみている。聯合ニュースなどが伝えた。

10/7 NNA

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