広島韓商会長の姜仁秀氏、中国・延辺に孤児院建設

中国吉林省延辺朝鮮族自治州の龍井市で孤児収容施設「新星館」の完工式が11月5日に行なわれた。在日同胞と日本人有志により設立された「東アジア児童基金会」(本部・東京、姜仁秀理事長)が建設したもので、朝鮮族の孤児を収容対象とする。この日早速、5歳から12歳までの孤児7人が収容された。

姜仁秀氏は会館挨拶で「貧しいことや孤児であることは恥ずかしいことではありません。貧しさに負け、孤児であることに負い目を感じて将来に希望をもてず、幸せになるために自ら努力できないことが不幸なことです」と述べた。

今回に建設費は600万円で姜仁秀氏がそのほとんどを負担した。姜仁秀氏は「同じ民族として孤児の惨状は看過できない。すこしでも手を差し伸べ苦境を救ってあげたい。辛い中国の地方政府も社会貢献事業として理解し、応援してくれているので多くのみなさんの協力を頂いて孤児院運営を軌道に乗せたい」と訴えながら、今後の運営経費のため一口3000円で基金を呼びかけている。

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