韓国鉄鋼協会は9日、会員企業33社を対象に行った調査の結果、今年計画されている設備投資が業界全体で7兆586億ウォン(約7640億円)に達し、昨年の4兆3261億ウォン(約4680億円)を63.2%上回る見通しであることが分かったと発表した。
設備投資の大幅増は、現代製鉄の一貫生産本格化、東部製鋼の電気炉事業進出と厚板工場増設など大規模な投資計画が進んでいることに伴うものだ。研究開発(R&D)投資も昨年より17.4%多い3971億ウォン(約430億円)に達する見通しだ。
鉄鋼協会関係者は「建設・造船など国内産業の鉄鋼需要が好調を維持している上、中国の追撃をかわすため設備のグレードアップも必要で、鉄鋼業界の投資規模が膨らんでいる。多くの大型投資が計画されており、こうした傾向は数年続く見通しだ」と述べた。