日本の自動車部品メーカー、蔚山進出

世界有数の自動車部品専門メーカー、日本のハイレックスコーポレーションが蔚山に進出する。

ハイレックスコーポレーションの寺浦実会長と蔚山の朴孟雨(パク・メンウ)市長は31日、蔚山市庁の状況室で投資了解覚書(MOU)にサインした。

同社は今年5月までに1200万ドル(約12億7200万円)を投資し、北区孝門洞の自動車部品モジュール化団地に蔚山工場を設立。試作品の生産を経て2009年9月から量産体制へと突入する。生産した部品は現代自や起亜自、GM大宇などに納品する予定だ。

蔚山市は、工場建設に伴う手続きや、外国人投資促進法に伴う国税や地方税の減免など、行政的支援を約束した。

同社は、ドアモジュールなど自動車部品の専門メーカーで、自動車のコントロールケーブルやウィンドウレギュレータ分野で世界最高の技術力を誇っており、現在世界13カ国20カ所に生産拠点を置いている。韓国には5年前、仁川の南東工団に韓国法人のテドン・ハイレックス(株)を設立し、工場を稼動している。その後は相次ぐ注文に応えるために平沢工場を新設し、昨年から稼動していたが、工場敷地が狭く、最近新しい敷地を探していた。

寺浦会長は「現代自からわずか5分の所にある専門モジュール化団地に入居することができるようになって、とても満足している。まずは蔚山市民を雇用するなど、地域経済にも寄与していく考えだ」と明らかにした。

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