日本ファンド、運用実績に底なし感

韓国では昨年末まで日本を投資先とするファンドが人気を集めていた。日本の景気好調を足掛かりに消費さえ伸びれば株価が上昇するとの期待感からだった。

過去2-3年間、金融機関は「日本の景気は好転する」と日本投資ファンドの売り込みに力を入れたが、毎年年末には失望に変わった。今回も同様だった。

日本ファンド不調の原因は景気活性化が遅れ、株式市場が低迷を脱却できずにいるためだ。最近の日本市場では消費回復どころか、経済成長までも鈍化している状況だ。特に米国発の悪材料による直撃を受け、底が見えない状況となっている。22日の日経平均は5.65%安と今年最大の下げ幅を記録した。

ファンド評価会社のゼロインによると、発売されている日本投資ファンド51本の年初来の平均収益率はマイナス11.10%で、半年基準に換算するとマイナス26.48%だ。

こうした状況で日本投資ファンドに未練を抱いている投資家はどうすればよいのか。サムスン証券のファンドリサーチ部門責任者のイ・ジェギョン氏は「最近株価が急落し、投資魅力が高まったとはいえるが、ただ株価上昇を期待するのは難しい状況だ。消費低迷が続き景気の急激な回復が期待できない点、政治的不安が残っている点などを考慮すると慎重な見方を維持すべきだ」と分析した。その上で、「既に日本ファンドに投資している場合は、買い替えを検討することも必要だ」と指摘した。

グッドモーニング新韓証券のクォン・ジョンヒョン研究委員は「日本ファンドは米国の景気低迷で今年も成果は挙がらないだろう」と予測した。

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