円高の急激な進展で、16日わずか1日で100円当たり18ウォンも円高となり、2年2カ月ぶりに100円=880ウォン台を記録した。
ウォン・円レートは円キャリートレードの清算に伴う円高傾向に伴い、16日午後4時50分現在、100円=884.13ウォンを記録。企業銀行のキム・ソンスン次長は、「前日のニューヨーク市場から円高ウォン安が急激に進んだ。米シティ銀行の損失規模が発表され、円キャリーの清算に伴い円高が急激に進んだことによるものだ」と述べた。
またこの日、ソウル外国為替市場では、米国の株安の影響で前日よりも4.40ウォン安い1ドル=940.10ウォンで取引を終えた。終値では今月7日に記録した1ドル=940.50ウォン以来の最安値だ。
JPモルガン・ソウル支店のイ・ソンヒ支店長は、「韓国の株式市場も下げトレンドに転じ、2週間で30億ドル(約3224億円)の資金が市場から離脱したため、ドルの需要が瞬間的に高まってウォン安が進んだ」と説明した。