LG電子は来年の世界での携帯電話端末販売目標を1億台以上と定めた。
LG電子で携帯電話事業を手掛けるMC事業本部の安承權(アン・スングォン)本部長は11日の会見で、「今年はチョレートフォン、シャインフォンなどの広告宣伝効果で、当初の目標だった8000万台以上の端末を販売できるだろう。プラダフォンなどの新製品も好評のため、来年も端末の販売が25%以上伸びると思う」と述べた。
世界の携帯電話端末メーカーの中で、1億台以上を販売すると推定されているのは1位のノキア(4億3000万台)を除けばサムスン電子(1億6000万台)、モトローラ(1億6000万台)、ソニーエリクソン(1億台)の3メーカーだけだ。そのような状況の中、今後は現在5位のLG電子がソニーエリクソンと4位争いを演じるものと予想されている。
この目標を達成するためにLG電子は、チョコレートフォン、シャインフォン、プラダフォンなど今年人気を集めたデザイン中心の製品に続き、今後は先端機能を強調したハイテク携帯電話端末を登場させ、高級品市場を集中的に攻略したい考えだ。
この日、安本部長が韓国で初めて販売に突入すると宣言したビューティー(Viewty)フォンも、このようなブランドイメージ向上戦略の一環だ。ビューティーフォンはデジタルカメラに匹敵する500万画素のレンズを装着し、撮影時の手振れ防止機能なども持つ。安本部長は「高速の動画撮影機能も備えるなど、カメラ付きケータイならLGというイメージを浸透させられるよう、技術的にも力を入れた製品」「今後はミュージックフォン、カメラフォンなど付加的な機能に重点を置いた製品を3カ月ごとに発表していく予定だ」と説明した。