ブランドとして「大韓民国」の価値はどのぐらいだろうか。米国の１０分の１、中国の半分にあたる８７００億ドルで、国家ブランドでは世界第１０位、という分析結果が発表された。

また、韓国の企業では、サムスン電子のブランド価値が１１兆ウォン（約１兆３０００億円）で、第２位の現代（ヒョンデ）自動車の倍を上回ることが、調査により分かった。産業政策研究院は２８日、世界４０カ国と韓国内の主要企業のブランド価値を貨幣価値に換算、発表した。

それによると、韓国のブランド価値は８７３１億ドルで、昨年と同じ第１０位。米国は７兆６３９８億ドルで、０２年のランキング発表開始以来首位を守っている。その次は、ドイツ（５兆４２３６億ドル）、英国（３兆２３２８億ドル）、日本（２兆６７８５億ドル）の順。中国（１兆５４５２億ドル）は前年より１ランクアップした第７位。

国内企業にはサムスン電子が１１兆２１６９億ウォン、現代車が４兆９１１４億ウォン。その次にはＬＧ電子（４兆６７４０億ウォン）、起亜車（キア、２兆８６２３億ウォン）、ＫＴ（旧韓国通信、１兆９３８８億ウォン）の順で、昨年と同じ順位だ。

サムスン電子は、国際的なブランドコンサルティング会社「インターブランド」が選定した「ベスト１００」でも１６８億５３００万ドルで第２１位にランクインしている。産業別には▽銀行・保険では国民（ククミン）銀行とサムスン生命▽デパートではロッテ百貨店▽ディスカウント店では新世界（シンセゲ）Ｅマート▽インターネット・ポータルではネイバーが、それぞれ第１位に選ばれた。