日本の軽自動車、来年韓国市場に上陸

日本三菱の軽自動車が来年に韓国に上陸する。 販売は大宇(デウ)自動車販売が担当する。

大宇自動車販売によると、三菱は最近、大宇自動車販売の販売担当者を日本に招請して車種品評会を開き、投入モデルについて議論したという。

大宇自動車販売営業企画担当者は「ガソリン価格の高騰で軽自動車を購入しようという国内消費者は多いが、国産車種がほとんどないため成功すると確信している」とし、「トヨタ・ホンダなど日本車が韓国で好評を受けているので、三菱も期待している」と述べた。

まず販売を予定している車種は「i(アイ)」だ。 ボックスカースタイルの「eK(イーケイ)」も候補に挙がっている。 2車種の日本消費者価格は800万ウォン(約100万円)台。 大宇自動車販売は輸入関税・ディーラーマージンなどを勘案し、1200万-1500万ウォン台で国内で販売する計画だ。

◆国産車種が少ない軽自動車
今年1-10月、国内唯一の軽自動車(排気量0.8リットル未満)であるGM大宇「マティス」の販売台数は前年同期比40%増、4万4075台増となった。 2000年代に入って軽自動車販売台数が前年比で増えたのは今年が初めて。

ムン・ヒソブ大宇自動車販売泰陵(テルン)支店長は「マティスの燃費と価格を問い合わせる消費者が昨年に比べて3倍以上に増えている」と語った。 来年から軽自動車の基準が排気量1リットル未満に緩和され、起亜自動車「モーニング」が軽自動車に含まれる。 「モーニング」の販売台数は10月の1カ月間、前年同月比80%以上増となった。

しかし国産軽自動車モデルは当分は増えない見通しだ。 GM大宇だけが09年中旬に軽自動車「ビート」の市販を計画している。

ユン・ヒジョンGM大宇軽自動車ブランド運営チーム部長は「自動車の大きさを身分の基準と見なす文化があり、政府が積極的に支援しない限り、企業は軽自動車開発競争に参入しないだろう」と語った。

◆政府の支援が必要
韓国の軽自動車市場シェアは日本(32.5%)やフランス(39%)を大きく下回る4.7%。 ハンナラ党の李漢久(イ・ハング)議員はこの日、「率先すべき政府機関が軽自動車を利用しないのも軽自動車が敬遠される理由」と指摘した。

李議員によると、政府省庁の業務用車両のうち軽自動車は1.6%にすぎない。 この4年半の間、軽自動車を1台も購入していない省庁は青瓦台(チョンワデ、大統領府)など30カ所にのぼる。

カン・チョルグ韓国自動車工業協会理事は「政府が軽自動車の使用比率を30%程度に維持し、率先すれば、軽自動車の購買は増えるはずだ」と述べた。 車種開発業者に対して政府が積極的に支援すべきだ、という声も高まっている。

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