フランスも認めた韓国の化粧品技術

韓国の化粧品大手が、化粧品の本場フランスに技術力を認められた。アモーレパシフィックが16日に伝えたところによると、同社が今年前半に発売した「ラネーズ・ハイファム・カーリング・マスカラ」が、フランス・産業デザイン振興会の「革新デザイン賞」のうち、化粧品分野の大賞にあたる「エトワール賞」を授賞した。

革新デザイン賞は、毎年全世界の主要業種のうち、最も機能的かつ芸術的なデザインを選んで授賞する。このマスカラは、直径2.9~3.9ミリの超小型ゴムの円盤付きブラッシュで、独創性を認められた。このブラッシュをまつげにあててブラッシングすれば、円盤の間にまつげが入り、円盤の角度によって上の方向へ丸くカールできる。

既存のマスカラはナイロン素材のブラッシュを使っている。製品の開発には3年7カ月がかかった。デザインチームのコ・ユンギョン課長は「マスカラといえばナイロンのブラッシュを考えるほど先入観が強い。独特の素材と形でそれを破った点が認められたようだ」とした。アモーレパシフィックは90年にフランス・パリに現地法人を設立。香水ブランド「ロリータ・レムピカ」が昨年、フランス香水市場で第4位になったりもした。

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