いすゞがインドに進出・まず中型バス生産

いすゞ自動車は国内のトラック・バスメーカーで初めてインドに進出する。現地の商用車大手スワラジ・マツダ(パンジャブ州)と住友商事が新設する工場を活用、月内に中型バスの生産を始める。

インドでは商用車市場が急拡大、環境性能や品質に優れる商品の需要も増えつつある。国内需要が頭打ちになる中、欧州勢もインドに力を入れ始めており、いすゞも製販体制を整え市場開拓を本格化する。

スワラジ・マツダと住商は、デリー北部チャンジガール市にある生産拠点の隣接地で近く新工場を立ち上げる。300メートルの生産ライン6本を備える規模で、いすゞは2ラインを借りる形で中型バスを生産する。価格は約1500万円を想定、現地メーカー車に比べ2割ほど高いが、欧州勢より1―2割安いという。

求人・就職