資生堂とカネボウ、中国に美容部員・化粧技術を指導

資生堂とカネボウ化粧品は、国内の百貨店などで勤務する「美容部員」と呼ぶ販売員を中国に派遣し始めた。

取引のある現地店舗を巡回、化粧技術などを教える。欧米メーカーを含めても珍しい取り組みで、派遣人数は両社合計で年内に100人を超える見通し。

販売員は家庭を持つ女性が多く、最大3カ月の出張扱いとする。中国の化粧品市場は仏ロレアルなど欧米勢との競争が激しく、日本流のきめ細かな接客を強化して対抗する。

資生堂は都市部の百貨店600カ所、内陸部の個人専門店1700カ所と取引しており、年末までに約90人の販売員が手分けして店を回る。

カネボウの取引先は百貨店240カ所、高級薬局100カ所で、約20人の販売員を派遣する。今年派遣する販売員では全店をカバーできないので、来年以降も継続する方針。

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