三菱商事、石油ガス事業をインドネシアで強化

三菱商事は23日、インドネシアの石油ガス大手メドコ・エナジー・インターナショナルと資本提携したと発表した。メドコの親会社に3億5200万ドル(約400億円)出資し、メドコと石油ガス事業などで協業を目指す。提携を通じ、三菱商事は石油ガスの探鉱や開発を強化する。

メドコの50.7%の株を持つエンコア・エナジー(シンガポール)に、三菱商事が39.4%出資した。エンコア・エナジーの全株を保有していた創業家一族の会社から、三菱商事が株を一部買い取った。メドコには間接的に19.97%出資することになる。

三菱商事とメドコは2011年の生産開始を目指し、インドネシアのドンギ・セノロで年200万トンの液化天然ガス(LNG)生産プロジェクトを進めており、これまでも協力関係にあった。両社は今後、それぞれが進めている世界各地の石油ガス探鉱・開発で連携を目指す。発電や化学品、バイオエタノール事業での連携も検討する。

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