韓国の上半期農畜産物貿易赤字54億ドル

世界穀物価格の上昇、輸入肉類及び果物の需要増加などの影響で、韓国の農畜産物貿易赤字が雪だるまのように増えている。

このまま進行すれば、今年の赤字規模が史上初めて100億ドルを超え、韓米FTA 発効によって開放が本格化される場合、赤字増加はより加速化すると懸念されている。

農水産物流通公社の農水産物貿易情報システムによると、韓国は今年上半期に農畜産物65億3,744万ドル(1千396万t)を輸入した反面、11億224万ドル(67万t)を輸出して結果的に54億3,520万ドルの赤字となった。

輸入額は去年同期間より25.3% 増えたが、輸出は9.5% 増加するのに止めて、赤字が去年上半期の42億1,010万ドルより29.1%も拡大した。

このような赤字規模は、上半期のメモリー半導体貿易黒字(52億755万ドル)を上回る額で、半導体で稼いだお金すべてを海外で農畜産物を購入するのにあてた計算になる。

この赤字増加率が年末まで続く場合、今年の農畜産物赤字は、史上初めて100億ドルを超えて112億ドルにのぼると予想される。

韓国の年間農畜産物赤字は ▲ 2002年 61億7,695万ドル ▲ 2003年 66億4,548万ドル ▲ 2004年 72億7,872万ドル ▲ 2005年 76億8,633万ドル ▲ 2006年 86億8,538万ドルと毎年史上最高値を更新している。

上半期の輸入国別農畜産交易の赤字は、アメリカが13億7,513万ドルで一番多く、中国(12億35万ドル)、オーストラリア(7億3,826万ドル)、ブラジル(2億6,009万ドル)の順。

特に、対中国赤字は去年上半期の7億1,629万ドルに比べて67.6%も急増しており、ブラジルとアメリカからの輸入増加率もそれぞれ22.6%、21.2%に達した。

一方、輸出は主要市場である日本、ロシア、香港、台湾などで利益が減っており、迅速な輸出戦略の見直しが要求されている。

上半期の対日本黒字は、1億6,620万ドルで、去年同期対比14.6% 減少しており、ロシア(8千584万ドル)、香港(5千973万ドル)、台湾(1千62万ドル)に対する黒字もそれぞれ 8.3%、0.7%、38.6% 減少した。

このように農畜産部門の貿易赤字が大きく増加したのは、バイオエタノールなど代替燃料需要の増加によってトウモロコシを含めた主要輸入穀物の国際価格が上昇したことに加え、輸入の牛肉、豚肉、果物類の需要も日々に増えているからだ。

実際、単一品目では輸入規模が一番大きいトウモロコシの場合、上半期の輸入額が8億7,078万ドルで、去年同期間より50.4%も急増した。

牛肉(4億8,675万ドル)と豚肉(4億7,711万ドル)の輸入もそれぞれ 26.7%、 30.6% 増え、果実類では、サクランボ(2,149万ドル)、キウイ(3,867万ドル)、ぶどう(6,105万ドル)、バナナ(1億260万ドル)の輸入増加率もそれぞれ 144.2%、 35.9%、44.5%、32.8% と集計された。

輸出の場合、品目別ではお花(51.6%)、果実類(50.0%)、鳥肉(26.5%) などが好調を見せた一方、豚肉(-67.3%)、お茶類(-29.8%)などは苦戦した。

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