中国、ロシア、インド、ブラジル(BRICs)企業の株式上場が急増している。
1―6月に新規株式公開した企業の調達額は約6兆円と前年同期の2.2倍になり、世界の約3分の1を占めた。
経済成長、株高が続いているうえに、資本市場整備を目指す各国の政策も後押ししている。
株式公開の勢いは7月以降も続くとみられ、新興国企業は豊富な資金を元手に、国内外で買収攻勢をかける可能性が高い。
調査会社トムソンファイナンシャルによると、1―6月に世界の株式市場で新規公開した企業は743社。
このうちBRICs企業は159社と、全体の2割を占める。