大手銀6行、株式含み益9兆円・前期末10%増

大手銀行6グループの2007年3月期末の株式含み益は9兆2938億円となり、1年前に比べて10%増えた。

含み損益が黒字に転じた03年9月末以降で最高の水準。保有する株式の上昇を反映した。

含み益の増加は自己資本比率の増加につながり、財務の安定性の向上に寄与する。

株式含み損益は01年3月期に時価会計が導入されたことで、自己資本比率を増減させる要因になった。

03年3月期に大手銀行は保有株式の減損処理に踏み切るなど、株安が経営の足かせとなっていたが、その後は株式相場の上昇が続き、含み損益は改善傾向が続いている。

求人・就職