電子マネー主要3陣営の利用状況が11日、出そろった。
6月の買い物決済利用件数はセブン&アイ・ホールディングスの「nanaco(ナナコ)」が3000万件となり、ソニー系ビットワレット(東京・品川)の「Edy(エディ)」などを抜き首位になった。
発行主体が店舗を持つ小売業の強みを生かして消費者に浸透した。
少額決済中心の店舗では電子マネーの利用頻度が高まることが浮き彫りになった形で、今後もコンビニエンスストアなどを主戦場に利用拡大が進みそうだ。
セブン&アイは4月にナナコのサービスを開始し、5月には対象店舗を全国のセブンイレブン(6月末時点で1万1750店)に広げた。
購入額100円で1円相当のポイントを付ける特典などが、来店客の頻繁な利用につながっているようだ。