現代自動車の月刊販売量が、先月アメリカで歴代最高の実績を記録した。 一方グローバル企業の価格競争に巻き込まれて苦戦している中国市場での販売は、25ヶ月ぶりの最低水準にとどまった。

現代自動車は6月一ヶ月間、アメリカ市場で4万9368台を販売し、去年6月対比10.9%の販売増を記録した。

これは86年のアメリカ進出以降、月刊記録では最高販売台数だ。先月のアメリカマーケットーシェアも歴代最高の3.4%を記録したと推定される。

アメリカ市場での販売増加の理由としては、主力車種であるSANTAFE、SONATA、AVANTEの好調が挙げられる。

スポーツユーティリティー車(SUV)のSANTAFEは、先月8460台が売られ、去年 6月より37.4% 増加した。SONATAとAVANTEも販売量が去年 6月よりそれぞれ 28.8%、8.4%が増加した。

しかし、現代自動車は中国市場で苦戦を強いられている。

中国法人である北京現代は6月一ヶ月間、全体で13,302台を中国で販売するのに止まり、去年 6月より27.0%も急減した。これは 2005年 5月(8165台) 以来最低水準だ。

北京現代は今年上半期中国市場で112,140台を販売し、去年の上半期に比べて 15.7%減少した。