東芝が米電力大手NRGエナジーから原子力発電所を受注することが内定した。
同原発は日立製作所・米ゼネラル・エレクトリック(GE)連合が優勢だったが、日本での安定した実績などを訴えた東芝が逆転した。
総事業費は約6000億円。東芝本体が海外で原発建設の主契約企業となるのは初めて。原子力政策を転換した米国では今後30基の原発新設が見込まれる。
三菱重工業も米国で大型受注を獲得しており、日本の原発大手の攻勢が相次いでいる。
受注が内定したのは、NRGがテキサス州ヒューストン市近郊に新設する改良型の沸騰水型軽水炉(BWR、出力135万キロワット)2基。2014年にも稼働する。