サムスン、北米・ヨーロッパに家電工場建設

サムスン電子がアメリカプレミアム家電市場を攻略するために北米地域に第2家電工場を建てる。

サムスン電子はヨーロッパにもプレミアム家電工場を建てる方案を積極検討中である。

サムスン電子はこれまでの「国内市場及び新興市場中心」の戦略から脱して世界最大のプレミアム家電市場であるアメリカとヨーロッパを積極攻略し、2012年までにグローバル・トップ 3の家電メーカになるという方針を決めた。

これは今年の3月 “生活家電はもう国内でやる事業ではない”と言う李健煕会長の発言とかみ合って、今後サムスン電子の生活家電事業の全般的な戦略変化を予告する信号弾と見られる。

サムスン電子生活家電事業部関係者は “昨年まで国内市場と中国及び東南アジア市場に集中した事業戦略を修正、今年からはアメリカとヨーロッパ市場攻略を本格化する方針だ。このために北米とヨーロッパに工場を建設することを骨子とする中長期事業戦略を立てている”と明らかにした。

この関係者は “新しい工場は今後の3~4年以内に建立される可能性が高い”とし “二つの工場では両ドアー型冷蔵庫、洗濯機、厨房機器などプレミアム製品を生産する計画だ”と説明した。また、”韓国国内工場は国内向けプレミアム製品生産基地として特化させる計画だ”と付け加えた。

一方サムスン電子は現在、メキシコ、中国、マレーシア、タイ、インドなどに生産法人を置いている。ヨーロッパ地域には家電工場はなく、スロバキア工場では TVとモニターなどを生産している。

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