韓国中小企業の接待費の割合が、大企業の6倍にも達することが明らかになった。
11日、韓国信用評価情報が提供する企業情報サービスであるキスライン(www.kisline.co.kr)によると、外部監査人の会計監査を受けなければならない資産総額70億ウォン以上の 1万4千929社(金融業除外)の去年売上高は1千361兆ウォンで、接待費として1兆6千969億ウォンが支出され、売上高の0.12%を占めた。
この中で上場企業だけをみると、大企業(529社)全体の接待費は3千96億ウォンで、売上高の0.05%に過ぎなかったが、1千46社の中小企業の接待費は1千795億ウォンを記録し、売上高の 0.30%に達し、売上高に占める接待費の割合が大企業の6倍に達した。
上場中小企業の売上高に占める接待費の割合は、2002年0.35%、2003年 0.34%、2004年 0.26%と低くなっていたが、2005年0.28%、去年 0.30%で、また高くなっている。
一方、上場大企業は2002~2003年がそれぞれ0.06%、2004~2006年はそれぞれ0.05%として大きな変動はない。
調査対象企業の中で、非上場企業全体の接待費は1兆2千78億ウォンで、全体売上高の 0.19%を占めた。これに対して上場企業全体の接待費は4千891億ウォンで、全体売上高の 0.07%にとどまって、非上場企業の売上高対比接待費の割合が上場企業の2.7倍も高かった。
また、非上場中小企業の売上高に占める接待費の割合が去年平均0.27%で、非上場大企業平均 0.10%の2.7倍に達した。
証券会社関係者は “売上高対比接待費でみられる割合の差は、中小企業と非上場企業の競争力が大企業および上場企業に比べて相対的に弱いことを証明すること”と評価した。