ウォン高:100円=769ウォン…9年4カ月ぶり

円に対するウォンの価値が9年4カ月ぶりに最高値を記録した。12日、ソウル外国為替市場でウォン円レートは前日比0.9ウォンのウォン高・円安となる100円=769ウォンで取引を終えた。これは、1997年10月以来の円安水準。

このような円安は、今月10日(現地時間)にドイツで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、円安問題が直接取り上げられなかったことで、ドルに対する円の価値が大幅に下がったことに起因している。

一方、ウォン相場は先週末より3.00ウォンのウォン安・ドル高となる1ドル=937.60ウォンで取り引きを終えた。

外換銀行のク・ギルモ次長は「ドルに対する円の価値が大幅に下がった反面、ウォンの価値は小幅安にとどまり、円の半分にも及ばなかったため、相対的に円に対するウォンの価値が上がった。しばらくの間は円安基調が続く」との見通しを示した。

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