三菱自、韓国進出を前向きに検討中

三菱自動車が韓国に進出し、早ければ来年から本格的な販売に乗り出すものとみられる。

自動車業界によると26日、三菱自動車と韓国三菱商事は三菱自動車の韓国進出を前向きに検討中で、販売するモデルや販売を統括する業者の選定が進んでいることが分かった。両社は既に、韓国の輸入車ディーラーや中堅企業など数社と販売権が与えられるディストリビューターの年間保障内容などの詰めに入っているという。

三菱側と交渉を行っている韓国側の企業は、韓国での三菱自動車の販売を6対4ほどと否定的な分析を出しており、交渉が順調に進むかどうかは不透明だ。これについて韓国三菱商事のヤン・ウォンチョル課長は、「三菱自動車の韓国市場への進出に向けて慎重な検討作業を行っているのは事実だ。しかし今のところ何も決まっていない」と語った。

三菱自動車の韓国進出が決定すれば、現代自動車のギャロッパーのベースとなった「パジェロ」や「ランサー」、「アウトランダー」などが販売されるとみられる。一方、韓国の輸入車市場ではレクサス、ホンダ、インフィニティなど3社の日本車が販売されている。

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