国内最大精油会社SK(株)が日本業界トップの新日本石油と戦略的提携関係を結んだ。 今後、両社は海外油田・ガス田の確保など資源開発のほか、原油購買や石油・化学製品販売を共同で行う。
SK(株)と新日本石油は23日、こうした内容が中心の提携案を共同発表した。 国籍が異なる大手石油企業間の全面提携は今回が初めて。
SK(株)と新日本石油は▽海外資源開発▽原油需給▽石油化学--など事業全分野で協力することにした。 原油購買・輸送も共同で進めて効率を高めるほか、一方の精製施設が定期補修に入り稼働できない場合は、もう一方が石油製品を供給することになる。
両社はまた、アジア第3国に共同で原油精製工場を建設することも検討することにした。 海外油田・ガス田情報を共有する「技術交流会」も近く設置される計画だ。 提携期間は今後10年間で、一方が異議を提起しなければ、それ以後は提携内容が1年ごとに自動延長される。
両社は協力関係を強化するため、株式1%未満を持ち合う。 このためSK(株)は新日本石油株1432万株を、新日本石油はSK(株)株129万株を取得する予定だ。 現在の市場価格基準で約900億ウォン(約120億円)。