日本円に対するウォンのレートは9年3ヶ月ぶりの最高値を記録した。円は19日の外国為替市場で、前日比5ウォン以上ウォン高の100円=771.6ウォンで終わった。これは1997年10月27日に記録した100円=771.44ウォン以来のこと。対円レートは昨年10月初めに800ウォン台を突破、その後もウォン高の勢いは衰えていない。
特に、今月18日に日本銀行が基準金利を0.25%で凍結したことが、19日の円安に拍車をかけていると分析されている。基準金利が上がれば円に対する需要が増え、円高になるかもしれないという期待が、この利上げ見送りで消えたためだ。
円安が続くことで、韓国企業の懸念も増大している。韓日両国の企業は、特に電子・自動車分野で世界を舞台に生き残りをかけ競い合っている状況だが、円安は日本製品の価格競争力を高める効果がある。また、円安により韓国を訪れる日本人観光客も若干減る見通しだ。以前は100円を両替すると約1000ウォンになったが、今は800ウォンにもならないためだ。