石油情報センターがまとめた8月7日時点のレギュラーガソリンの店頭価格が全国平均で1リットル143円台となり、調査開始以来の最高値となったことが分かった。9日に発表する。6週連続の値上がりで、前週に比べ一気に約6円上昇、湾岸戦争直前である1990年11月の水準(142円)を約16年ぶりに突破した。
前週の7月31日の価格は137.4円だった。原油価格の高騰で石油各社は8月1日出荷分の卸値を1リットル4―6円程度引き上げた。例年、給油所は需要が増大する行楽シーズンには価格を据え置くが、石油元売り各社が卸売価格の引き上げに動いており、価格転嫁を進めたもよう。