日本の成長率、2.9%に上方修正・IMF、2006年予測


国際通貨基金(IMF)は28日、日本経済の審査報告書を発表した。2006年の実質経済成長率を2.9%と予測し、4月時点の見通しを0.1ポイント上方修正した。報告書は「日本のデフレは終わり、力強い景気回復軌道に乗っている」との評価を示した。

ただ、07年の成長率は2.1%に低下し、中期的には潜在成長率の1.7%程度まで減速すると指摘。「当面は金融緩和政策を維持すべきだ」と述べ、大幅な利上げを避けるよう求めた。財政再建や構造改革を推進し、潜在成長率を引き上げる努力も要請した

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