キムチなど韓国食品の対日輸出急減=関係悪化で


韓日関係の冷え込みを受け、韓国食品の対日輸出額が大幅に減少したことが28日までに分かった。

韓国農水産食品流通公社によると、代表的な輸出品のマッコリ(韓国伝統の濁り酒)の対日輸出額は2012年に前年比33.9%減の3200万ドル(約31億4300万円)にとどまった。

インスタントラーメンは前年比18.7%減の4300万ドル、参鶏湯(サムゲタン、鶏のスープ料理)は同14.4%減の1050万ドル、キムチは同2.6%減の8400万ドルを記録するなど、韓流ブームで人気を集めた食品が軒並みに減少した。

日本でマッコリは20~30代女性から好評を得ていたが、先ごろ、ノンアルコール飲料の人気が高まり、輸出が急減した。

キムチは反韓感情の広がりに加え、日本で生産されたハクサイ漬けから腸管出血性大腸菌O(オー)157が検出され、打撃を受けた。対日キムチ輸出額が減少したのは2006年以来となる。

特に、インスタントラーメンとコチュジャン(トウガラシみそ)の輸出総額は増加したものの、対日輸出額は減少した。

農水産食品流通公社は、昨年8月に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島を訪問してから日本で韓国に対する反感が広がり、韓国企業が販売促進活動を自制したことも影響したとみている。

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