韓日関係悪化後も韓国ドラマの日本放送は増加


昨年8月の李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島訪問や天皇に謝罪を求めた発言で韓日関係が急速に冷え込んだものの、日本で放送される韓国ドラマは増加したことが18日、分かった。

韓国コンテンツ振興院日本事務所が公表した資料によると2月現在、日本で放送されている韓国ドラマは地上波と衛星チャンネルのBS、CSを合わせ30チャンネル、229本だった。両国関係が悪化する直前の昨年7月の27チャンネル、224本より多かった。

地上波では現在、「シークレットガーデン」(NHK)、「負けたくない! 」(TBS)、「ジャイアント」(テレビ東京)などが放送されている。

韓国コンテンツ振興院は「韓日関係悪化で韓国ドラマの編成減少が予想されたが、目立った変化はない」と指摘。独島上陸を目指す水泳リレーに参加した俳優ソン・イルグクの主演ドラマ「神と呼ばれた男」の放映をフジテレビが中止した以外、影響はほとんどなかったと伝えた。

ただ、「これまではすでに購入した作品を消化しただけ」とも説明。日本のDVD市場の縮小や韓国ドラマの購入価格の上昇、円安ウォン高傾向の持続などを受け、事業モデルに変化が生じると予測した。

一方、同院のペク・スンヒョク博士は「タイトな撮影スケジュールや急造される台本など、劣悪な制作システムにより韓国(テレビ)番組の質が低下していると感じる日本の放送局が増えている」と指摘。韓国ドラマなどの人気を継続させるためには質の向上が求められると強調した。

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