サムスン社長「TV業界にライバルいない」


サムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)消費者家電担当社長は9日、世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が開催されている米ラスベガスで記者懇談会を開いた。

その席で尹社長は「テレビ業界にはもうライバルがいない。サムスンのライバルは異業種のモバイル業界から出てくるとみて準備している」と述べた。

また、「今年は新しいビジネスが生まれる可能性が大きい。モバイル企業がハードウエア産業に進出するなど新たな展開が起こる」と予想した。

同席した映像ディスプレー事業部のキム・ヒョンソク副社長は、すでにテレビ市場は頭打ちになった状況だとした上で「新たな市場を育成するには、スマートテレビを個人化する必要がある」と強調した。

尹社長は今年の生活家電市場は2%前後成長すると見通し、テレビの目標販売台数を昨年の販売台数(5130万台)より多い5500万台とした。

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