【写真】韓国産 パプリカ
害虫の吸汁行動を阻害する殺虫剤「フロニカミド」に対する日本の残留基準値が緩和され、韓国農産品の輸出拡大が期待される。韓国の農村振興庁が24日、明らかにした。
同庁によると、日本当局は韓国の意見を反映し、フロニカミドの残留基準値を従来の0.4ppmから2.0ppmに緩和する方針を告示した。
フロニカミドはピリジンカルボキシアミド系農薬で、害虫の吸汁行動を阻害することにより殺虫効果を発揮し、ミツバチなど有用昆虫には大きな影響を与えないとされる。ただ、日本の残留農薬基準値は非常に高く、韓国の代表的な対日輸出農産品のパプリカやトウガラシなどで基準値を超える農薬が検出されるケースが多かった。