※写真:2011年型 ‘アバンテLPiハイブリット’
現代自動車は29日、上半期(1~6月)の営業利益は1兆5660億ウォン(約1150億円)で、過去最大を記録したと明らかにした。新興市場を中心にグローバル自動車需要が次第に回復をみせるなか、新車効果による販売・稼働率の増加などを受け、前年同期比93.1%増加した。
純利益は2兆5170億ウォンで、米国、中国など海外工場と子会社の業績改善に伴う持分法利益の急増を受け、142.8%増加した。純利益が半期ベースで2兆ウォンを超えたのは初めて。売上高は27.4%増の17兆9783億ウォン。販売台数の増加と車種の多様化が影響した。
売上総利益は41.8%増の4兆4006億ウォン、売上原価率は2.5ポイント下落の75.5%を記録した。
上半期の販売台数は85万5140台で、前年同期(71万9478台)より18.9%多かった。
国内販売は前年下半期(7~12月)に発売され、ことし上半期に車種別販売1位を達成した新型「ソナタ」とスポーツ多目的車(SUV)「ツーソンiX」が善戦し32万397台を記録したものの、前年同期比1.8%の増加にとどまった。
輸出は先進市場の販売拡大はもちろん、アジア・中東・中南米地域など新興市場で大幅な成長をみせ、前年同期比32.1%増加の53万4743台を販売した。
上半期は海外工場で90万9114台を生産、販売した。海外工場販売比率は51.5%で、初めて半分を超えた。
現代自関係者は、厳しい経済環境のなかでも世界市場シェアの拡大を続け、米国では特に、新型ソナタとツーソンの新車効果に乗り、6月にシェア5.2%を記録、初めて5%を突破する快挙を成し遂げたと説明した。
4~6月期の営業利益は8633億ウォンで、前年同期比31.4%増加した。