青トウガラシとエゴマの葉、対日輸出活性化の見通し

青トウガラシとエゴマの葉に関する日本の安全性検査基準が緩和され、日本に向けた野菜類の輸出が活気を帯びそうだ。農林水産食品部は18日、韓国業者の青トウガラシやエゴマの葉に対し、日本政府が全数検査の代わりに5%(件数ベース)のサンプル調査で残留農薬を調査する方向に指針を変更したと明らかにした。
ただ、全数検査を避けるには業者が事前に農水産物流通公社(aT)から一定水準以上の安全性管理システムを備えているとの認定とID発行を受ける必要がある。現在までにID制度に登録された生産業者を品目別に見ると、パプリカとミニトマトが各23件、キュウリが19件、青トウガラシとエゴマの葉が各2件などとなっている。
農林水産食品部によると、青トウガラシやエゴマの葉は日本政府が2006年5月にポジティブリスト制度(農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止する制度)を施行して以降、日本への輸出が難しくなっていた。
昨年は青トウガラシが31億3900万ドル、エゴマの葉が1億2600万ドル、それぞれ日本に輸出された。農林水産食品部は、ID登録を通じ2品目の輸出が前年比2割ほど増えるものと見込んでいる。

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