韓国銀行の上半期決算、5年ぶりに黒字転換

韓国銀行は20日、国会企画財政委員会に提出した国政監査資料で、上半期はウォン安と外国為替部門の収益増加などに伴い、4年間続いた赤字から脱し黒字に転換したと明らかにした。公式には年末に決算を行うが、経営状況を中間地点で把握するため内部的に上半期決算を行っていると説明した。
韓国銀行は資料を通じ、国内外の金利や為替相場などの条件が変わる場合、上半期以降の収支状況が急変する可能性があるため収支を見通すのは難しいと前置きしながらも、今年は2004年から昨年まで続いた赤字から脱し、黒字を記録するものと予測した。
韓国銀行の赤字は2004年の1502億ウォン(約118億円)から2005年は1兆8776億ウォン、2006年は1兆7597億ウォンと急増した後、昨年は4447億ウォンに縮小した。これに伴い積立金の残高は2003年末の5兆9676億ウォンから2005年末は3兆7748億ウォン、昨年は1兆4926億ウォンに急減した。これは外貨建て債券の売買による差益が減少した半面、外国為替平衡基金の預け金と通貨安定証券の利子費用が増加したためと韓国銀行は分析している。

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